|
2009年 02月 09日
昨年12月初めに、ミネソタ大学病院にインフルエンザ予防接種を受けに行って、どこが痛いとか何か問題があったわけではないが、年内中に歯もついでにきれいにしちゃおう!
な~んて、なんとな~く歯のチェック&クリーニングをしたい気分になってしまい、 軽い気分で病院の案内係に聞いたら、なんと向かいの建物がそうだと言われ、 予約をしに行って、 千春 「歯のクリーニングをお願いします」 受付 「クリーニングと言っても、初回なので、何か他に異常のある部分もあるかも知れないので、レントゲンを取ってから、その判断をしますね。それから歯のお掃除をしましょう。初回のレントゲンは2時間はみておいてね。」 千春 「はい!」 受付 「いつがご都合いいですか?」 ・・・・という問答が続いた後、 ようやく日にちが決まって、 受付 「23日に加入している保険カードを持って来てください」 千春 「はい!」 23日といえば、クリスマス前日。 患者もガラガラ。 受付で2枚裏表ある書き込み用紙を渡されて、名前、住所、電話番号、ソーシャルセキュリティー番号、から始まって、夫の名前、連絡先、ソーシャルセキュリティー番号を書き込む欄。 夫の番号までメモしてないよ~、ということで、携帯から電話するも夫は忙しくて留守電に切り替わる。 その書き込み用紙は、病歴や、たとえビタミン剤でもカルシウム剤でも服用している薬剤の名前を記入することはもちろんのこと、 Yes or No 形式の質問欄が事細かに約50項目以上あって、 これまで大きな手術をしたことがありますか? これは No だな、と ×印 AIDSですか? No に ×印をするも、AIDS患者だったら、歯の治療はどうなるんだろう? ここでいきなり怖くなってシリアス、ナーバス状態に。 ・・・・・ほとんど忘れちゃったけれど、細かい質問では、 笑っちゃうくらいのおかしな質問があるのだ。 舌を噛むことがありますか? ほっぺの内側や唇をかむことがありますか? 歯軋りしますか? 歯軋りって寝ている時のものなのかなあ? 昔、母から「いびきもかくけど歯軋りもする」と言われたことがあったので、 これは Yesに ×印。 質問項目、わからない英語の単語がずらりと並び、持っていた電子辞書でその単語を調べていたらこれだけで30分以上は軽くかかってしまっていた。 あーやれやれ。 ようやくできたその記入用紙を渡そうと受付に行った時に夫から「何なのよ?」という電話。 そこで夫のソーシャルセキュリティー番号を聞いて、記入。 受付の方から「完璧」だと言われ、有頂天。 レントゲン技師が現れた。 20代前半の若くて可愛い女性。 彼女は名前を言ってよろしくね、と握手をしつつも、今ではその彼女の名前も覚えておらず・・・。 ところがレントゲン技師がレントゲンと撮る時から、もっと時間が長くなった。 レントゲン撮るも、全体を写す作業、それは3センチ四角のものを口の中に入れて、1回終わっては、また違う部分を映すというもので、最初の前歯の辺りまでは問題なかったのだが、だんだん口奥の奥歯の部分のレントゲンでは3センチ四角の白いカバーがぐいぐい歯ぐきにあたって痛い。これが何度も・・・・・・・・・・ 「痛いんですけど」と言うと、 「ごめんなさいね」と言うだけで・・・・・・ 日本の歯医者さんではレントゲン室でイスに座っているだけで、歯の周辺を器械が動くレントゲンを撮ったことがあったし、ここの歯医者さん下手だなあ・・と思いながら、 「もっと大きく口を開けてください」という指示には逆らえず、3センチ四角の白いカバーがかなりぐいぐい押し込まれても我慢した。角が当たると痛い。 下手だなあ・・・ 10回くらい撮った後、少しお待ちください、になり、待合室で待っていると、またまた呼び出され、奥歯をもう一回撮ります、ということで、 ? そうしたら、熟練の女性が現れて「私の名前は○○○です。気分どうですか?」 若いレントゲン技師に、大きく開いている私の口奥の中に同じく3センチ四角のものを入れたのだが、これは痛くもなく、ソフトな感触。 この先生、上手い、素晴らしいわ~、最初からこの先生だったらと思ってしまった。 そこで、私が大きく口を開いている奥歯を二人の方がのぞき込み、先生と生徒のような会話があるのだ。 さて、レントゲンを撮った後、予約は?と思いきや、次回のアポは郵送で連絡をしますから、それを受け取ったら、アポを入れてください、との事。 今年に入って、University of Minnesota School of Dentisty (ミネソタ大学歯科学部)から一枚のハガキが届いて、We have assigned you to a student dentist to proceed with your dental treament.(歯の治療は学生を割り当てる) 連絡先は○○○-××××表記があり、 私が行った歯医者さんは、歯医者の卵ちゃんの技術と経験を積む場所だった。 1日、どうしようかと考えた。 ホント、歯医者探しって難しいと思うのは、歯医者の看板があっても、ちゃんとしている歯科医師でないと最悪で、一度左奥歯が傷むので診に行ったら、ある歯医者で治療したものが不完全で、被せてある歯の内部が虫歯になっていたりで、わかった時には、歯医者を変えた。 歯医者はこれまで6つか7つくらい変えたけれど、 なんでも最初から上手にできる人っていない、 全ては経験あってのものだと、歯科医師の卵ちゃんのクリーニングを受けることにした。 歯のクリーニング当日。 待合室には約50人以上の患者さんが。 1時15分が午後の診療時間が始まる。 ここで選べるのは、午前中の9時か、午後の1時15分のどっちかで、私は午後の1時15分を選んだ。今、思うと、それが体験授業の一環だった。 待っていると若い医師服を着た男性、女性たちがそれぞれ名前を呼ばれて、一緒にお部屋の中に入っていく。 私の名前も呼ばれた。その声の先は、若くて小柄で東洋人、キャサリン。 今日は下歯、次回は上歯で最低2回で終わるだろうと思っていたら、 歯科医師卵ちゃん 「虫歯もなく歯には問題ない」 千春 「やったー」 歯科医師卵キャサリン 「これから歯のお掃除のためのチェックをします。Probe(先が尖り 先端に1ミリ単位で線が刻まれている細長い器具)で歯と歯ぐきの溝を測ります」 千春 「はい!」 キャサリン 「大きく口を開けて」 千春 「はい!」 あーーんと大きく口を開く。 いきなり、イタタタタ。 イタタタタ。 何度もイタタタタ。 これが続いた。 飛び上がる痛さもあって、何をされているのかと思ったほど。 歯科助手が一緒で、医学英語で言うと、その部分を書き込みしているようなのだ。 ふふん。これも勉強なのね、いいじゃないの、若い学生たち、頑張ってねという限度を越えて、とにかく痛かった、この検査。 キャサリン 「わからないところがあるので、インストラクターにもう一度診てもらう部分がある。ちょっと待っててね」 ベテラン医師が、これはこうだからこうだ、というキャサリンと先生。 これで、この日は終わり、次回のアポを取るため、一緒に行ったところは保険を確認する部署。 1回70ドル、それは右下歯半分、左下歯半分、上半分それぞれ、4回に分けて、 デープクリーニングをするというものだった。 70ドルの8割は保険でカバーされるとして、14ドルを4回。 これも別に問題なかった。 歯のデープクリーニングはどういうものだったかというと、歯のクリーニングに麻酔注射を打たれて、それで歯と歯ぐきの溝をお掃除するというもの。 前回、右下歯半分のお掃除をしたのだが、痛くなると麻酔注射打たれ・・・・ 終わって渡されたグッツは、歯ブラシとフロスとバクテリア防止のperidex. Listerine より刺激がなくて、ACT Restoringに近い。 そこで、私はいろんな方にデープクリーニングを聞いたところ、 5人に2人は、デープクリーニングを知っていて、麻酔注射があるということだった。 他の3人は、そんなの聞いたことがない、歯のお掃除に麻酔注射なんて・・・と、歯医者を変えたら?と言われたり、歯医者に行ったのは何年ぶりのことだったの?と聞かれたりもしたが、 実のところ2年前に日本の歯医者で、歯のクリーニングをしてそれっきり。 2年間でこんなに歯石がたまるの?って聞いたくらい。 そうしたら、歯周病から歯槽膿漏になるのは、歯と歯ぐきのお掃除、今、そうならたいためにその予防ですって。 あと、2回、歯のお掃除で右上歯があり、翌週は左上歯。 お料理もそうだけれど、最初から上手くできるってないもんね。 多少不味くても、いいかっ。
by hiiragichiharu
| 2009-02-09 09:32
| ぼやき つぶやき
|
ファン申請 |
||