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2006年 06月 05日
入場無料でした。 このユニークなデザイン設計は、ざーっと15年前のフランク・ゲーリーの作品。 最初、この建物を見た時、驚きと衝撃が走りました。芸術家の個人の家か、何かを制作するデザイン会社かなって思ってました。当たらずとも遠からずでしょう?それが、美術館だったんですよ~。私は「ハウルの動く城のような建物」と言ってみたり、夫は「ガンダム」とか言ってみたりしてますが、見る位置によって印象が違い、建物表面に張られたステンレスに空の様子や夕日、そして街の明かりなどが映りこむらしく、天候や時間などでもいつも違った表情を見せることで、見る人(ここを通る人たち)にすっかり定着しています。 私が個人的な興味は、ユニークで美術館らしくない美術館に付いている名前の人物。美術館に個人名が付いているくらいなんだから、どんな人物なのだろうとネットで検索してみたら、映画監督のFrederick Weismanがバンバン出てくるのでてっきりこの方のお名前のものかしらと思っていたら違って、あれやこれやと検索したら、正真正銘のFrederick Rand Weismanの紹介に辿り着くことができました。あーやれやれ。 んーでも、残念なことに1994年に永眠されてました。と、いうことは、1993年にフランク・ゲーリーが設計した建物はご存知だったということになるのかあ。(勝手な想像) 簡単にフレドリック・R・ワイズマンについて説明しますと、 彼は19世紀の後半にロシアから移り住んだ父:ウィリアムズ・ワイズマンと母:メリーの三人息子の一人として生まれた。父ウィリアムズは仕事で大成功を遂げた。(注:大成功したというお父上がなんの仕事で成功したのかここには書かれてません。) 父の跡を継いだフレデリック・R・ワイズマンは1970年代にトヨタ車のアメリカにおける販売を手がけたことによって巨万の富を築いた。 1950年代頃から彼と妻のマルシアは芸術作品を収集していくが、マルシアと1970年代に離婚。二人目の妻となるビリーと再婚した後、1980年代に新進気鋭の芸術家達をサポートする支援団体であるFrederick R. Weisman Art Foundationを設立した。 Los Angeles County Museum of ArtやThe Museum of Contemporary Artの設立にも関わり、近代美術の発展に多大な貢献をした・・・・とのことです。 せっかくクリックしてくれたのに、写真がなくてすみません。 フレドリック・R・ワイズマンが生涯かけて収集したコレクションは、カリフォルニアのビバリーヒルズの豪邸に展示されているようで、ここにはその一部が展示されているようです。 ワイズマンが世界を歩いたのか、世界中の芸術作品を収集したようで、知っているのでは、私の好きなアメリカの女流作家ジョージア・オキーフの絵画が一枚と陶芸家の浜田庄司の花瓶(大、中、小)が3点。韓国のタンスやインドの彫刻などもあって、コレクションも幅が広かったです。 1階スペースがギャラリーになっていて、大きな油絵(アブストラクト)から、人物画からコンテンポラリーアートまで。 ミネソタ大学の教育機関にもなっているようで、1階にもいくつか研究室があり、2階は会議室とか研究室として使われているようです。
by hiiragichiharu
| 2006-06-05 11:13
| いいもの見~つけた
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